地域特産品として愛される狭山茶づくり
「狭山茶」は、寒い冬を乗り越えることにより深まるコクと「狭山火入れ」という独特の技術から、甘くて濃厚な味わいが生まれます。
横田園はここ狭山で「この茶畑の、この人が作った、このお茶が飲みたい」の声に、狭山茶の生産から販売まで一貫した経営を行っています。
地域特産品の名に恥じぬよう、上質な狭山茶づくりに日々精進しております。
狭山茶を後世に残すために…
今日まで歴史を重ねてきた狭山茶ですが、その生産面積は年々減っています。
先代達が築き上げてきた横田園を守るのが六代目・貴弘の使命であることは勿論ですが、同時に狭山茶を後世に伝えていく事も我々の使命と思っています。
横田園では狭山茶の伝統を残し続けるために昔ながらの技術を磨くと共に、その時代に合ったスタイルを積極的に取り入れています。
自園・自製・自販
横田園では圃場の栽培管理から、収穫、加工、販売まで行っています。
この経営形態を個人で行うのは大産地では少なく、小規模産地の狭山だからこその特徴とも言えます。
茶師達も店頭に立つ事が有るため、商品に対する思いをお客様にお伝えするだけではなく、逆にお客様の思いを聞けることで新しいアイデアが閃いたり、茶に対する情熱がより高まったりする事もこの小規模産地ならではの強みです。
都市近郊農業者として
狭山市が東京のベッドタウンである事もあり、私たちは住宅地に囲まれながら茶業に取り組んでいます。そのため、地域の皆様に食品安全、労働安全、環境保全への意識の徹底を理解してもらう事がお茶を作り続ける上で非常に重要になってきます。
これらの活動が埼玉県からも評価され、当園は2017年にS-GAP(埼玉県の適正農業規範)実践農場として認証されました。
これからも地球や周辺環境、そして人に優しい持続可能な農業を推進していきます。
衛生管理の徹底
これからの時代、ますます重要になってくるのが「食の安全・衛生管理」。国や関係機関が定める基準値よりもさらに安全な水準での製品づくりを実践しています。
加工工程においてもHACCP等の衛生管理手法なども取り入れ、安全な製品づくりをすすめています。
さらなるお茶の魅力を伝えたい
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お茶は食であると同時に日本に古くから続く「文化」でもあります。この文化を後世に伝えたいという思いから、6代目・貴弘が共に日本茶インストラクターの資格を取得し、日本茶文化の普及啓蒙を行っております。
商品づくりにおいては、品評会・求評会に出品する事で自分たちのお茶の評価を自己満足で終わらせる事なく、第三者に評してもらう事で、より高品質なお茶作りを目指すなど、美味しい狭山茶作りに励んでいます。