和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
やっと秋整枝が終わりました。
今年は夏から秋にかけて十分すぎるほどの降水があり、葉がかなり繁茂していたので一旦はさみを入れてからの整枝ということで、今日までかかってしまいました。
これは一気に整枝するとその後の日差しにより日焼けをおこすこともあることから、安全を考え2度はさみを入れました。
茶樹は秋整枝実施後翌年一番茶となる次の芽(冬芽)を充実させる体制に入ります。
実施する適期としては再萌芽しない範囲でなるべく早い時期が適期とされ、平均気温で18~19℃ の頃とされています。
また深さは夏から秋にかけて繁茂した新葉が硬化した位置で行い、一定の着葉量(葉層8cm以上)を確保し、かつ摘採面が均一になることが必要となります。
整枝位置が低い(深い)ほど整枝位置直化の節間が狭いため翌一番茶の新芽数は多くなり、高い(浅い)ほど節間が広いため減少するという傾向があります。
一番茶では、茶株面(整枝面)より3cm以下の深部から生育する新芽は少なく、生育しても刈り刃に接触せず収穫対象物にならないといわれ、節間の極端に広い位置で整枝すると極端に新芽数が減少し、減収にもつながります。といって、あまり低い位置で整枝してしまうと、芽数が増えても葉層が確保されないことにもなります。
ですのでこの時期の整枝作業というのは非常に重要となります。