和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
先人たちが想う気持ち
日本茶の多くは「蒸し製」で、機械についても一部の地域を除いて形式が同じできの機械によって生産されています。
その基礎を切り拓いた製茶機械の祖「高林謙三」氏は天保3年(1832年)現在の埼玉県日高市に生まれ、西洋医学を学び、川越藩松平大和守の侍医にまで登りつめ、後に茶業界に転身し、製茶機械の開発を推し進めました。家産を使い果たし、莫大な借金を背負いながらも数十年の苦労の末、粗揉機を発明。百数十年を経た現在の製茶機械にも、その原理原則は変わらずに受け継がれています。
そんな方を是非顕彰しましょうということで、日高ロータリークラブの皆様が中心となり『高林謙三翁を顕彰する会』が結成され、市内外の方々から広く寄付を募り、高さ2.1mの銅像を建立する事が決定され、平成25年4月18日大安吉日に除幕式が開催されました。
繁忙期の為除幕式には出席できませんでしたが、本日記念品を頂戴しました。
記念品としてついたお茶は「高林式製茶機械」で揉んだ狭山茶だそうです。
新茶時期で忙しくなる前に、先人たちの想う気持ちを一杯のお茶と本から学ばせていただきたいと思います。