和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
学びが多い研修でした
研修旅行というと生業に関係する施設をちょっぴり見て、会員相互の懇親をメインとする旅行が多い中で、今回はいろいろな意味で学びが多い研修でした。
かまぼこ屋さんが何に関係するか?と言われそうですが、
ここ「末廣」では、手づくり体験教室を通じて、手づくりのよさ、ものづくりの面白さを伝えていく事を目的にしています。
作っている最中はうまくいかなくて苦しいけれど、出来上がった時の嬉しさは格別。
そこにものづくりの醍醐味があることを、感じてほしい。
そんな想いから、貴重な命をもらって自分たちが生きていることを、体験しながら学ぶ絶好の機会としています。
食べることと結びついたものづくりの技と知恵…お茶にも活かせそうですよね。
神奈川ということで、地元の銘茶、足柄茶も
この「韮山反射炉」はアヘン戦争を契機に、 日本では列強諸. 国に対抗する ための軍事力の強化が大きな課題となったことから作られた施設です。
歴史の教科書にも載っているこのアヘン戦争は、アヘン(麻薬)の禁輸を発端とした清とイギリスの戦争。
実は、この戦争には紅茶の貿易が大きく関わっているのです。紅茶の消費量が増えた当時のイギリスは清から大量の紅茶を輸入していました。一方で輸出できるものは少なく、貿易赤字が増える一方。そこで着目したのがアヘンです。清ではアヘンの輸入を禁止していましたが、イギリス人による密輸によって大量のアヘンが国内に持ち込まれることになりました。そしてイギリスのアヘン輸出量は紅茶輸入量を超え、清の経済危機にまで発展します。このような背景の中、清がイギリス貿易商の積荷を廃棄したことからアヘン戦争が始まったのです。
ここにお邪魔したのも、そのような時代背景があるからこそです。
ここ「株式会社蔵屋鳴沢」は1954年(昭和29年)に製茶業を開始し、翌1955年に合資会社鳴沢屋として会社組織化。
以来、お茶の自家栽培・自家製茶を行いつつ、国指定史跡・韮山反射炉隣にてみやげ物販売、炭火焼バーベーキューへと営業範囲を広げ、1996年(平成8年)に株式会社蔵屋鳴沢を設立。1997年からは地ビール・反射炉ビヤの製造・販売を行った会社。
観光を活かした複合経営施設としての見学です。
続いては今年4月29日にOPENされたばかりという菊川の老舗製茶工場「丸松製茶」プロデュースのお茶専門カフェ
「san grams green tea & garden cafe」
「サングラムカフェ」
一杯のお茶の適量茶葉は3グラム、店名の由来はそこからだそうです。
18種類のお茶やお菓子、静岡産素材のお料理、お茶を楽しむ庭を揃え、お茶の淹れ方や味わい方も学べるお茶専門カフェ
いきなり目に飛び込んできたのは、「氷だし煎茶」のタワー
白を基調とした内装で、温かみある採光を取り入れ茶葉色が品よく映える設計となってます。
こちらで提供・販売されるお茶の特長は、お茶をブレンドせずに、生産家の特徴をより引き出した「シングル」な茶葉を使うこと。
一般的にお茶は、いくつかの生産家の茶葉が製茶場ごとにブレンドされ、販売されるものですが、こちらでは単一の茶園で摘み取られた「シングルオリジン」な茶葉を使うことにこだわっています。
小さな産地「狭山」でも活かせそうです。
ここでランチはをいただく事に
こちら日替わり和膳。
おつけもの(ぬか漬けやピクルス、浅漬)がいろいろ。
ご飯は季節の炊き込みごはん、厚焼き玉子に抹茶が入っています。
男性にとってはちょっぴり寂しい気がしますが、それぞれの素材が生かされていました。
そしてお茶は「氷だし」と「深蒸し茶」
帰路の途中で寄った「駿河湾沼津PA」では山平園さんが「手もみ茶」の実演を
この山平園さんは富士愛鷹山麓で、平成15年から農薬、化学肥料、除草剤無使用で、お茶作りをしている農家でだそうで、トイレ休憩時間ギリギリまで、お茶談義に花が咲いてしまいました。