和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
3月に入ると・・・
茶園管理が忙しくなってきます。
水を吸い上げ、落葉の心配が無くなってきたので「摘芯」という作業を行います。
これは手摘み専用の自然仕立て(野木園)で行う作業で、昨年秋までに伸長した芽を適当な高さで摘む作業を行います。
茶樹は「頂芽優先性」という特徴があり、手を加えなければ枝のてっぺんの芽だけが大きくなり、側芽(葉の付け根)から出る芽は小さくなってしまうという状況を招きます。そこで頂芽を切り落とし、葉の付け根に幾つかある新芽の大きさを揃える事を目的に、この作業を行います。
今年は昨年と比較して、夏から秋への暑さと乾きの影響で節間が短く、分枝が多く見られます。
本来であれば木化した(茶色い枝)枝のちょっと上で落とすのがセオリーですが、芽数等からやや高めに仕立てています。
美味しい新茶になるよう、一枝一枝丁寧に作業していきます。