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邪道かもしれないが・・・

川根茶の産地、川根本町と島田市の両商工会が、「和モダン」をコンセプトに、地元産果実の香りを取り込んだ川根茶のフレーバーティーを開発したという。

良質茶として知られる川根茶の伝統や知名度を生かしつつ、香りの癒やし効果など現代人が注目する価値観に配慮し商品化したそうで、消費低迷や緑茶離れが進む中、少しでも川根茶の間口を広げ、新たな販路開拓につなげたいという考えから開発されたという。

完成した商品は、緑茶をベースに、それぞれ川根本町産のブルーベリーとゆず、梅の香味を加えた「緑の香茶」と、川根産紅茶に島田特産のバラの香りを取り入れた「紅(あか)の香茶」の4種類。

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これは生産量が少ない川根地域の二、三番茶を有効活用する「地域資源∞全国展開プロジェクト」と称され、茶農家や茶商、商工、観光関係者で発足した推進チームが2年がかりで取り組んだそうで、主なターゲットを首都圏の女性に絞って、家庭や職場で香りを楽しみながら気軽に味わってもらえるようティーバッグに加工されているもの。

試飲会では、「果実のフレーバーとの調和が楽しめる」との声の一方、「本来の緑茶ではない」との意見も有ったそうだが、「川根茶の王道を維持しながらも、こうした遊び心を交えた試みもPRの新たな切り口。アイテムが多い方が消費者にはいいのでは」と前向きに意識を切り替え、開発したそうだ。

茶に添える「スイーツ」として、両市町の菓子工房が手掛けたブルーベリー風味のラスクやサブレ、ゆず風味の大福なども併せて開発され、今後は土産やギフト商品としてセット販売したり、新たなフレーバーティーの開発にも継続的に挑戦していき、「農商工連携を通じた地域活性化にもつながれば」と期待しているとの事。

 

先日お邪魔した境町の「さしま茶」においても、「ゆず」をフレーバーとした緑茶が販売され、好評を得ているという。

 

狭山商工会議所の三役が代わり、副会頭のお一人が「農商工連携を通じた地域活性」という言葉を常に口にしている。

確かに邪道な部分もあるかもしれないが、遊び心を交えた茶作りが、これからのお客様の心をつかむ事の可能性が大きいかもしれない。

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