和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
軸がぶれない
昨夜というか今朝方、録画しておいた番組がどうしても見たかったので、
家族が寝静まった後、1人でテレビにかじりついた。
その番組は「ルビコンの決断」
緑茶戦争を勝ち抜け!~奇跡の定番商品はこうして生まれた~というもの
年間およそ4000億円もの規模をほこる緑茶飲料市場。
日本を代表する飲料メーカーがしのぎを削る中で、
21年間に渡りトップシェアを守り続けるのが伊藤園の「お~いお茶」。
お金を払って緑茶を買うという文化を切り開き、幾度も緑茶飲料戦争を戦ってきた。
この奇跡の定番商品の知られざる歴史に迫るというもの。
内容は商品開発に向けた熱き思いが中心だったが、唯一気になったのが
「伊藤園は茶葉を売ってきた会社、だからこそ茶葉そのもので勝負する」
他社が香料等を利用してペットボトル飲料シェアを伸ばした中で、
この軸は変えなかったこと。これが伊藤園の真骨頂であり、今でもトップにいる理由でもある。
私たち茶生産家は、ペットボトルドリンクを認めない部分が多いが、
茶葉を急須で出すことを基本に開発された「お~い お茶」
そして伊藤園の社長が茶葉本来の味のみにこだわった・・・2本の軸
このぶれない軸、私たちも意識する必要があるのかも・・・
と眠い目をこすりながら、考えさせられた私でした。
お客様より、「品評会出品茶」美味しいのだけれど、同じ茶葉で深蒸し茶は出来ないの?
というご要望から、今年から品評会出品茶と同じ茶葉を利用した
「品評会出品深蒸し茶」を製造、仕上げました。
深蒸し茶のため、粉っぽいですが旨みに徹した逸品に仕上がりました。
火入れを弱くした清々しい香気が楽しめます。
2,100円/100g(税込)で限定販売とさせていただきます。