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茶カフェインの効果

茶に含まれるカフェインが口の中の虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑える効果があることが、静岡県工業技術研究所の研究で分かったそうだ。

これは高齢者の死因で上位を占める「誤嚥(ごえん)性肺炎」の予防研究により、食べ物が食道を通る際、誤って気管に入ることで肺に細菌が入って肺炎が引き起こされるのを、茶のカフェインによって抑制する事が発見されたというもの。

同研究所は試験管にそれぞれ60度のお茶と生理食塩水を入れ、虫歯菌や歯周病菌の生存率を比較し、お茶の中の虫歯菌の生存率は生理食塩水に比べて約3分の1、歯周病菌でも約7割程度まで抑える結果が出たそうだ。さらに誤嚥性肺炎を引き起こすその他の菌でも、増殖を抑制する効果を示す結果が出たという。さらに口の中に必要な菌の数はほとんど変わらず、虫歯菌、歯周病菌に限定して抑えることが分かったそうだ。

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