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翌年の芽のための大切な管理作業

この時期における茶園の整せん枝は、その程度や時期によって来年以降の茶園の状態を決定する重要な作業ともいえます。

三番茶を摘採しない狭山においても、二番茶後の整枝は必要となります。
これは生育のムラを解消するためとなります。
二番茶摘採後放任しておくと、秋には太い枝と細い枝が混在した状態となり枝の太さにムラが生じてきます。
この枝の強弱は、翌年の一番茶の芽を不均一にする原因となります。
この時期の段階での整枝が、翌年の芽のための大切な管理作業となります。。
近年では二番茶後に、葉層の更新と毎年樹高が高くなってくるのを軽減するのが主な目的とし、樹勢に応じて摘採面から3~5cm程度のせん枝を行うこともあります。
ただ連年行う場合、同じ高さ(部位)でせん枝すると細枝が密生し、かえってその後の芽の生育が不良となることもあるので、意図しようとする茶園の姿を十分考慮しながら整せん枝の時期や深さを考えていかなければなりません。

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