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秋肥前に


茶園への秋肥前に、根の活性促進のためのpH矯正(目標pH4~5)と苦土及び石灰の補充を目的として、苦土石灰質資材を施用しています。
深耕前の施用が効果的で、施用後は肥効を高めるため土壌とよく混和します。

苦土は光合成において葉緑素の生成に必要な成分となります。
茶樹は「窒素」成分を多く要する植物の為、苦土が溶脱して欠乏する場合があります。欠乏すると葉が黄化したり、斑点を生じるなど生育不良となります。
また石灰は、植物体内で、主としてイオン状態で細胞の浸透圧、蛋白合成、糖の転流に関係しています。
酸性肥料が多くなっている現在、土壌pHの酸性度が強くなるので与える必要があります。
ただ石灰を含む改良材を投入した場合は、他の肥料と重複すると窒素肥料が効かなくなるため、石灰投入後から窒素肥料を与えるまでに2週間以上の期間を空ける必要があります。

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