茶の新植や老木化茶園の改植後には、生育促進や寒干害を軽減するために稲わらが利用されていますが、稲わら資材が不足しつつある中で、稲わらと同等以上の生育促進効果のある被覆資材としてポリマルチが注目されています。
マルチ資材を使うことにより、以下のような成果が期待できます。
1)定植4年後の生育調査によると樹高、株張り、幹の太さは、慣行の稲わら区よりマルチ区が優り、とくに幹の太さは3割以上も太くなる。
2)定植4年後の収量は、マルチ区が稲わら区と比べてには一番茶、二番茶ともに優れ、3割以上増収する。
3)月別積算地温は、黒マルチ区では年間を通じて稲わら区より高く推移する。