和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
多様性
茶の総合的な商品性を競う「世界緑茶コンテスト2010」(世界緑茶協会主催)
の審査会が10日から昨日まで島田市のお茶の郷で行われた。
これは10月28~31日に静岡市駿河区のグランシップで開かれる「世界お茶まつり2010」の
主要プログラムの一つで、コンテストには4つの国と地域から89点が出品され、
入賞茶は同まつり会場で展示される。
国・地域別の出品点数は日本57点、韓国22点、中国8点、台湾2点。
商品形態と品質を総合的に判断し、茶の新たな需要創出や消費拡大につなげる事を目的としているもので、
野菜茶業研究所茶業研究監である吉冨均審査長をはじめ、
茶流通業者やデザイン、マーケティングの専門家ら8人が審査を担当する。
香りや味に加え、名称やコンセプトの明確性、包装デザインについても吟味され、
金賞19点、パッケージ大賞2点、フロンティア賞1点。製法や形状など個性豊かな商品が並び、
茶の多様性をあらためて印象付けたしたという。
すなわち見かけが良いだけではなく、内容がしっかりとしたもので無い限り表彰対象に残らないということ。
また特筆すべきことは、審査は国内の茶品評会で用いられる減点方式とは異なり、絶対評価で行ったということ。
これからのお茶・・・お客様が求める多様性に対応出来る茶作りが、私たちに求められるものとなるに違いない。