和紅茶や玉緑茶、釜炒り茶など野…
品質の高いものを
この茶園、途中から茶葉の色が違うのがわかるでしょうか?
これは被覆栽培(覆い下栽培)と言い、新芽の生育中、茶園を遮光資材で被覆し一定期間光を遮って育てる方法のことをいいます。
光を遮ることで、露天で栽培される煎茶にはない、鮮緑色と独特の芳香やまろやかな旨味や甘味のある茶になります。
茶は新芽を被覆により遮光することによって、葉が薄く大きくなり、新芽は柔らかく維持されます。
また、葉緑素の分解速度が抑制され、新芽は濃緑となり、荒茶色沢が向上します。また、内質面では一定期間遮光するとうま味成分であるアミノ酸からタンニンへの変化が抑制され、品質の高いものとなり、同時に「かぶせ香」と呼ばれる独特の上品な香りを発するようになります。
こうしたことから、被覆期間や遮光程度を調節することにより、「玉露」に近い品質のものから、「煎茶」の色沢を向上させたものまで、様々な荒茶品質となる生葉を栽培することができます。
我が家でも品質の高いものを作るための方法として導入しています。
この茶園は明日摘む予定です。