今年最後の茶園管理です。
ここにきて気温が下がってきたので、茶園に冬期被覆をスタートさせました。
これは寒風害を主原因とする「青枯れ」に対して効果があるとされています。
ただ茶樹は冬期の光合成により糖の供給が十分に行われ、デンプンが2月下旬には太根・中根での蓄積が増加し、その後萌芽期までに枝部へ蓄積される特徴を持ちます。
この冬期被覆が長すぎると光合成が抑制され、デンプン含量が減少し、一番茶の新芽生育と摘採時期の遅れ、摘芽数の減少、芽揃いの悪化が生じます。
被覆を掛けるタイミング、外すタイミングが来年の新茶に影響します。
長年培った経験とデータからその時期を探し出します。